お知らせ
2024.11.01
ご家庭で共有してほしい「プライベートゾーン」の認識について
プライベートゾーンとは「水着で隠れる部分(胸、お尻、性器)+口」とされています。
「他人に見せても触らせてもいけない、性的に関係ある、自分だけの体の大切な場所」です。
この時期は、運動会という大きな行事をお友だちと力を合わせて乗り越えたことで、子どもたちの関係性がより深まっています。
そのことはとても喜ばしいことなのですが、身体・心の距離が近づくにつれ、特に遊びの中での衝突が増えたり、お友だちの身体に触れるという姿が頻繁に見られるようになってきました。
園では一見ネガティヴに思える関わりからも子どもたちの「生きる力」を育めるよう、先生が仲介しながら、それぞれの思いを丁寧に受け止めていきたいと考えています。
そこで、保護者の皆さまにお願いがあります。
プライベートゾーンについて、特に以下の点についてお子さまと話し合う機会を設けていただきたいのです。
・自分のプライベートゾーンは大切であるということ
・自分と同じように、お友だちや先生、家族、他の人のプライベートゾーンも大切だということ。勝手に見たり、触ったりしてはいけないこと(楽しくてついしてしまう「カンチョー!」他も含む)
・お友だちや先生、家族、他の人などが「嫌がる」ことは、自分は面白くても絶対にしてはいけないこと
性犯罪も多発化・多様化している時代、子どもたちには自分自身を守り、また周りの人を守ることができる心を育んでいきたいと思います。
性をタブー視・否定するのではなく、大切にできる心を育んでいきます。
園でもそのような場面を見たら、叱るのではく「してはいけないこと」と丁寧に伝えていきたいと思います。
ご家庭でも様々なお考えがあるかと思いますが、「子どもなんだから」と受け流してしまうのではなく、大人も子ども同様に、そして性別を超えて、一人ひとりの尊厳が守られる社会作りを目指していきたいと思います。
※イラストはインターネット上のものをお借りしました