園だより
2020.03.17
卒園式
今日は卒園式。
コロナウイルス感染症対策としての時間短縮や内容変更等、保護者の皆さまにはいろいろな面でご協力をいただきまして、おかげさまで無事に終えることができました。
ありがとうございました。
今はホッとしているのと、年長さんが卒園して寂しい気持ちと、「いやいや、我々が寂しがったら子どもたちが胸を張って小学一年生になれないじゃないか!ここは寂しい顔を見せずに、元気よく、行ってらっしゃい!と言って背中を押さなければ!」と、年長さんにもらった表彰状を見ながら一人で往ったり来たり…を繰り返しています。
お別れ会のときも、卒園式でも、子どもたちに「これは終わりではなく、必ずまた会いましょうというお約束の会」と伝えてきましたが、これは自分自身に言い聞かせていたのかも知れません。
季節が春から夏、秋、冬、そしてまた春…と移り変わるように、物語の主人公がページをめくるごとに成長し、子どもだったかつての記憶をそっと宝箱にしまい大人になるように、私たちの旅もまた、ときが来たら次のステージへ向かって出発しなければならないのですね。
それなら、寂しさはそっとポケットにしまい、元気いっぱいの笑顔で子どもたちを送り出したいと思います。
がんばれ!って言いたいけれど、がんばれないときはがんばらなくてもいい。
お友だちたくさん作ってね!って言いたいけれど、たくさん作ることだけが正しいわけじゃない。
いつも楽しく笑顔でね!って言いたいけれど、泣いたり怒ったりするあなたも同じように大事。
ひとつだけ願うなら、あなたはあなたのままで、いつまでもいつまでも元気でいてねって、そのことだけです。
職員一同、幼稚園からいつも応援しています。
子どもたちのことも、保護者の皆さんのことも。