園だより
2022.10.17
交通安全教室
今日は交通安全教室ということで、津市より「交通教育プロバイダ」の方にお越しいただき、年長さん年中さんを対象に講話・DVDによる啓発・シミュレーションによる練習を行いました。
その中で、子どもたちに覚えてほしいお約束として特に大事な5点
① 道路は右側を歩く
⇒右・左わかるかな?わからないお友だちは、遊びを通して覚えてみましょう♪「右上げて♪左上げないで、右下げない♪」(少し古い?ですが…)などなど、遊びを通すことで楽しく覚えることができます。
② 信号を守る
⇒赤は「進めない」、黄色は「進ま(め)ない」、青は「進むことができる」 信号の意味をご家庭で改めて確認していただきたいと思います。例えば車に乗っているとき、急いでいるときなどに黄色信号で加速していませんか?青信号だからといって、油断し左右確認を怠っていませんか?(と書いて、我が胸が痛いですが…) 子どもは大人の行動をよく見ています。まずは私たちが良き手本となりましょう。
③ 道路に飛び出さない
⇒子どもはお家の人とお散歩をすることが好きだと思います。お散歩で親子の愛情を育みながら、身近な生活の道路を歩き、危険なポイントなどでは実地研修をしてみましょう。(研修は硬いか…)どんなところが危ないのか、どんな歩き方が危ないのかなどなど、一方的な押し付けではなく、「どう思う?」と尋ねてみるなど、子どもが主体的に考えられるスタイルがベストですね♪
④ 道路は一人で歩かない・道路を歩くときは必ずお家の人と手をつなぐ
⇒道路交通法には「幼児を保護する責任がある者は自分または自分に代わる監護者が付き添わないで幼児を一人歩きさせてはならない」とあります。つまり幼児の一人歩きは法律違反ということになります。自分でいろいろなことができるようになり自信がついた子どもたちは、様々なことにチャレンジし、また大人の扱いをされることを求めます。子どもを認め、一人前のお兄さんお姉さんとして接する一方で、保護者の付き添いが必要な部分はしっかりと伝え、メリハリをつけましょう。
⑤ 駐車場では遊ばない
⇒叱るも良し、様々なアイデアを駆使するも良し、子どもが駐車場で遊び始めたら、それぞれの方法で速やかに車へ乗せましょう。方法に正解はありませんので、とにかく、ここでは遊んではいけないということをしっかり伝えていただければと思います。駐車場って、実はとっても事故が多く、危ない場所なのですョ。
私(園長)はなぜか他所様の事故に遭遇することが非常に多く、今までには救助のお手伝いをすることもありました。
その中で特に印象に残っていることは、「助かって良かったね」と言ったら「うちは信号を守っていたのに…」と返された方がいたことです。
私は、例え信号を守っていたとしても、ぶつかったり命を失ったのでは、やはり目的は達せられていないと考えています。
ルールを守ることはもちろん大切ですが、生きてお家に帰ることが何より一番大切なのです。
いつでも命の危険を回避できるように、一歩外に出たら「必ず無事で家に帰る」意識をしっかり持ってください。
交通教育プロバイダの方が子どもたちに伝えてくれた言葉の中に、「皆さんの大切ないのちは一つしかありません」とありました。
その通り、いのちは一つしかありません。
失った後に悔やんでも、賠償されても、いのちは戻りません。
子どもたちのいのちも、保護者の皆さんのいのちも、決して失われてはならないいのちです。
これからも皆で交通ルールをしっかり守り、大切ないのちを守り抜きましょう。
危険は特別なことではなく、日常の何気ない場面にこそ潜んでいるのです。