園だより
2023.07.06
大切なことは、子どもたちが教えてくれる②
今、中日新聞で不適切保育について特集が組まれています。
読む度に、心が締めつけられます。
被害に遭われたお子さん、そしてその保護者さんのことを思うと、いたたまれない気持ちになります。
そして次に思うことは、「じゃぁ自分は、自分たちは、教育の名のもとに同じようなことをしていないか?」ということです。
子どもの思いを、背景を、考えたり、想像したり、しているのか。
子どもの声、思いに、耳を傾けることができているのか。
じっと、心の声に、耳を澄ますことができているのか。
子どもたちの体温を、息づかいを、感じることができているのか。
大人の思いが先行していないか。
子どもを、大人の思い通りにしようとしていないか。
大人の思いや都合で、子どもを「ちゃんとさせよう」としていないか。
「立派な子ども」「立派な大人」にすることが目的になってはいないか。
大人の都合で、大人の言うことを聞かせようとしていないか。
子どもたちの心の叫びを、SOSを、キャッチできているのか。
大人は(先生は)偉い、子どもは言うことを聞くもの、と自らを縛り付けていないか。
目の前の子どもの姿が、見えているのか。
考えれば考えるほど、思いが溢れます。
不安でいっぱいになります。
子どもたちにとって、安全基地になれているのかな。
日々、子どもたちから、大切な「問い」をもらっています。