園だより
2020.05.08
大津市の事故から一年
昨年5月、大津市で散歩中の保育園児の列に車が突っ込み、子どもが亡くなり、また重傷を負うという事故がありました。
私にとっては「あっという間の」一年でしたが、亡くなった子のご家族、重傷を負った子やそのご家族、保育園やそこで働く職員の皆さん…にとっては、苦しく長い一年だったのではないでしょうか。
また、負った心の傷は、これからも癒えることはないのかも知れません。
先日ある記事に、子どもの交通事故死で多いのは「歩行中」「横断中」とありました。
幼児期に一人で道路を歩くことは少ないかも知れませんが、ご家庭で散歩をするときなどに保護者の皆さんが良き手本となり、「自分を守れる子」になれるよう交通ルールを伝える機会にしていただければと思います。
県内では自粛(休業)緩和の動きもあり、ショッピングセンター等が通常営業を再開することも聞いています。
駐車場などでもしっかりとお子さまの手をつないでいただき、何よりも安全を最優先に考えていただければと思います。
(道路や駐車場内で、対岸や遠くからお子さまに声をかけることも大変危険です。必ず、お子さまの側についてください)
最後に、我々大人は被害者にもなりますが、同時に加害者にもなります。
車の運転中は焦らず急がずよそ見をせず、通行者が近くにいる場合は減速・徐行をするなど、時間と心に余裕をもって行動しましょう。
とは言っても、心がけない方はいくら伝えても、応えていただけません。
それが現実です。
ですから、皆(誰)がどうということではなく、まずは私たち一人ひとりが「自分は心がけよう」と思うことが、スタートになります。
大津市の事故から一年、その教訓が生きるように、私自身、気をつけて行動したいと思います。