園だより
2024.01.04
新年明けました。
皆さま、旧年中は大変お世話になりました。
終業式あたりから、ずっと更新できていませんでした。
気づけば1/4。
忙しかった…と言うよりも、年末の雰囲気に呑まれていたと言った方が正しい…です。
頭を整理できず、何も手につかず、文章も書けず。
年末年始はお寺の行事、その後、帰省した石川県で地震発生。
被災はしなかったものの、改めて地震の怖さを実感。
そして、能登の状況に思わず絶句。
また、小松・金沢方面でも、被害の大きな地域があったと聞いています。
重ねて、羽田空港の航空機衝突事故…。
思えばずっと体に力が入っていたと言いますか、歯を食いしばっていた気がします。
今日、久しぶりの高田幼稚園で、久しぶりに子どもたちのお顔を見て、大講堂の のの様に手を合わせて、一気に力が抜けました。
津市は、この時期にしては暖かい陽気です。
被災された皆さんは、世界中で困難な状況の中に身を置いている皆さんは、今、どんな思いで過ごされているんだろうか。
今回の地震などを通して、日頃、避難訓練を積み重ねていくことの大切さを改めて痛感した次第です。
「こんなことしたって本当に災害が起きたら何もできないよ~」なんて意見を耳にしたこともありますが、だからこそ、体が勝手に動くくらいに練習を重ねていく必要があるのでしょう。
朝「行ってきます!」とお家を出た子どもたちや職員たちが、「ただいま!」と我が家に無事に帰ることができるように、これからも訓練を重ね、課題と対策を掘り下げていきたいと思います。
あと、これは私個人の感情的なことなのですが、普段から、お人には礼儀正しく、優しく柔らかい言葉で接し合いたいですね。
温かいやり取りを心がけたい。
これは私の勝手な想像なのですが、羽田空港の航空機衝突事故、旅客機に乗っていた皆さんが無事に生還できたのは、JALスタッフ皆さんの日頃の努力の賜物…だけでなく、お客さん同士の助け合い、支え合い、譲り合い、一致団結があったからではないか、そう思うのです。
そしてそれは、事故の前日に起きた能登を震源とする地震…その様子を見ていたからこそ、いつも以上に助け合い、みんなで一緒に生きて帰ろうとする動きがあったのではないか、そんなことを思うのです。
私などは油断すると、つい自分勝手に生きてしまう人間です。
自分の力で何でもできると勘違いしてしまう人間です。
でも、私たちは助け合いながらでないと、生きていけません。
お人や、様々ないのちの支えがあってやっと生きていける私です。
そのことを忘れないように、忘れてしまうのだけれど、それでも忘れないように、感謝の気持ちを持ってお人や様々ないのちと接したいなぁ、そんなことを思うのです。
さぁ、令和6年。
高田幼稚園で、私たちが出遇ったこの場所で、園児・保護者・職員が一致団結して、助け合い支え合いながら過ごしていけたらと思います。
皆さまどうか、本年もよろしくお願い申し上げます。