園だより
2024.01.20
お七夜報恩講 本山参詣
連休明けての1月9日、高田本山では今日から「お七夜報恩講」が始まるとのことで、みんなでお参りに行きました。
余談ですが、私は
「阿弥陀如来(本尊)」「親鸞聖人」「お七夜」「報恩講」を
「ののさま」「親鸞さま」「お七夜さん」「報恩講さん」と
親しみを込めて呼ぶ感じが、宗教宗派や思想を超えた「地域に対する愛情」「親しみ」が感じられてとても好きです。
「畏敬の念」とはまた違った形での、「生活の一部」としての身近な存在が温かいですし、お参りの皆さんが当たり前のように手を合わせている姿も温かい感じがするなぁと。
いつもそんな風に思っています。
「報恩」は、「恩に報いる」
「講」は、「集まり」
「恩を返す」ではないところが大切かも知れませんね。
ギブ&テイクの関係なら「恩返し」できるかも知れませんが、日頃我々が受けているご恩って、とても返せるようなものではありませんものね。
ののさまのお話を聞くのはなぜか?
それは、今まで自分が見えていなかったたくさんの「ありがとう」に気づくためです。
たくさんの「ありがとう」と出会うためです。
そして、私が思うに「ありがとう」の前には必ず「ごめんなさい」があるでしょう。
「ごめんなさい」に気づけるから、その後に「ありがとう」が続くでしょう。
「ごめんなさい」と出会えたら、自分の周りにはこんなにもたくさんの「ありがとう」があったんだなぁということに気づけるでしょう。
幸せとは、有限で、かつ上限がない「お金やモノ」ではなく(それは生活する上で必要不可欠ですが)、「ごめんなさい」「ありがとう」と出会えるご縁をいただいていることなのかも知れません。
そんなことを思いながら、子どもたちと一緒に重誓偈(じゅうせいげ)をお勤めし、手を合わせました。
ののさまの御教えを私たちに形として残してくださった親鸞さまの、ご命日(1月16日)のご縁です。
親鸞さま、ありがとうございます。
このご恩はとてもお返しできませんが、ご恩に報いるべく、子どもたちや保護者の皆さんとともに、授かった一日一日を大切に歩んで参ります。
そうそう、真宗高田派の仏教園に在園する子どもたちの「ののさまの絵」「竹あかり」、皆さんご覧になりましたか?
可愛いアーティストさんたちの「至高の作品群」が、お七夜さんに彩りを添えてくれていましたよ♪