園だより
2024.06.04
給食施設作ります(令和7年4月より稼働)
給食について。
高田幼稚園はこれまで、津給食さんからの搬入による給食でしたが、今年度中に園内に給食施設を作り、来年度(令和7年4月)からは自園調理を行います。
まずお話しておきたいのは、津給食さんはコロナのときも物価高騰の中でもいつも「子どもたちのため」と、質を一切落とさないばかりか、むしろ質の向上を図り続けてくださいました。
いつどんなときも安心安全の給食を園に届けてくださいました。
いつも園の意向に寄り添っていただき、おかげさまで、私たち園はここまで安心して子どもたちの食をお任せすることができました。
(誰にも負けない「キングオブ偏食家」園長の偏食克服はひとえに津給食さんのおかげです。そして同じ思いの子どもたちもいるはずです)
まずは、そのことを深く感謝申し上げたいと思います。
保護者の皆さまには、自園調理移行のニュースを喜んでいただく一方で、事業の進みがあまりに急なことで不安な思いをさせてしまっているかも知れません。
また、この事業には大幅な価格改定(値上げ…価格未定)が必須となっていること、このことについて不安を感じている保護者さまもいらっしゃることと思います。
給食の件につきまして、この時期まで保護者の皆さまへお話できなかったこと、決定事項の事後報告となってしまったこと、私園長の不徳の致すところです。
申し訳ありませんでした。
園としては、自園調理を行うことについて、大きくは二つのねらいを持っています。
ひとつは、食によるアレルギー症状があるお子さまも含めて、園に通うすべての子どもたちに安心安全の給食を提供したいということ。
みんなで一緒に、安心して、喜んで、楽しんで食べたいのです。
もうひとつは、園生活の中で子どもたちや先生たちが「食と出会う」ことに、園自身が責任を持ちたいということ。
もちろん、今までも津給食さんと力を合わせ、責任を持って給食を提供してきたのですが、今後は他にお任せする形ではなく自らが管理し、より大きな関心を持つことによって「食を通した保育の可能性」を広げていきたい。
完食の無理強いや、食育(いのちのありがたさ など)の押しつけではなく、給食の時間が子どもたちの中にステキな思い出として、「お友だちや先生と食べた給食の時間が大好きだったなぁ」と振り返ることができるような思い出として、そしてそれがいつか食への感謝やいのちへの気づきにつながるように、その思い出が子どもたちの生涯の支えとなるように、そういう保育を目指していきたい。
食は、人が生きていくにあたりなくてはならないものである、これは言うまでもないことです。
その部分に、より責任を持って取り組んでいきたい。
そういったねらいです。
このねらいを、どうしても実現させたいのです。
その他「温かいスープがあるといいよね」「調理中のいいにおいがしてきたらお腹すいて食欲湧くよね」「給食が楽しみで幼稚園行くのワクワクするよね」「調理しているところ見れたら嬉しいよね」などなど、理由はたくさんありますが♪
どうかご理解いただくとともに、給食室の完成を楽しみにお待ちいただければと思います!
※写真は、津給食さんの「ひじき」です。
ひじきの日は、年長さんたちから「えんちょ~せんせ~、ひじきがんばれ~!」と励まされます(笑)
ひじきコールが起こったり(笑)
ひじきが食べられなくて残された小学校時代(あれは本当に困った…)、今は津給食さんと子どもたちのおかげで、美味しくいただいています!
だから安心して!小学生の園長!