園だより
2024.06.10
避難訓練
本日、避難訓練でした。
今朝、嬉しいことがありまして。
飼育していた虫さんが死んだとき、お母さんが「死んじゃったね」と言ったら、子どもさんが「違うよ、”お亡くなりになった”って言うんだよ」と。
可愛い(笑)
その保護者さんから「園で教えてもらってるんですね」と言っていただき、何だか誇らしい気持ちになりました♪
言葉って大切ですね。
どういう場面でどういう言葉を使うのか。
「子どもだからいいじゃん」ではなく、幼児期から大切に伝えていきたいと思うのです。
さて、避難訓練。
園長はあえて、「死ぬ」という言葉を使います。
訓練だと思ってふざけていたら、災害を甘く見ていたら、「死んじゃうよ」と。
「みんなが死んだら、みんなのお家の人やお友だち、先生たちはとってもとっても悲しいよ。もう会えなくなっちゃうよ。必ず生きてお家に帰るんだよ。だから、訓練でも真剣にするんだよ!」と。
避難訓練はいつも、真剣に厳しくします。
大人が真剣になると、子どもも真剣になります。
まぁこんなもんでいいか~という訓練はしません。
何があっても、子どもたちも先生たちも必ず生きてお家に帰るためです。
そのためにはまず、自分のことを自分でできるようになること。
自分のことに責任を持てるようになること。
これらは、すぐにできるようにはなりません。
長い時間をかけて、じっくりじっくりと覚えていくのです。
これからの人生のために、大切なことを学ぶのが避難訓練。
ですから、じっくりと時間をかけます。
避難訓練は完成度・達成度ではなく、いかに「自分事として参加をするのか」です。
そしてそれは、教育・保育が目指すところでもあります。
他人事ではなく、世の中をいかに自分事として見ていくのか、関わっていくのか。
そのために何を学ぶのか。
みんな真剣に、園長の話を聞いていました。
そうだよ。
何があっても必ず先生たちが守るから。
何があっても必ず、無事でお家の人のもとに帰ろうね。