園だより
2020.05.21
分散登園2日目です!
分散登園初日は半数の園児たち、2日目の今日はもう半数の園児たちが登園してくれました。
今日も黒門で「せんせい、おはようございます!」と元気に挨拶してくれた子どもたち。
先生たちは、皆さんの元気な姿を見ることができて本当に嬉しいです。
園を再開するにあたり、私たちのテーマの一つとなったことは「開園したらどのような形で保育を進めることがベストなのか」ということでした。
そのテーマの裏にあるのは、「4月・5月のほとんどが休園になったので、今の時期を再度、例年の4月初め頃ととらえて保育内容を考えるべきなのか」「4月初め頃のつもりで保育を進めよう」ということです。
もちろん、休園を考慮に入れて考えるならば、ここで再度、子どもたちとの信頼関係を一から築くことが何よりも大切だと思います。
ここで休園中の時間を取り返そうと必死になり、「詰込みの保育」になってしまえば、その結果苦しい思いをするのは子どもたちです。
実際、各担任からは「分散登園から始めたことで、子どもたち一人ひとりとしっかり関わることができている」との報告もありますので、そういった意味では「最初に戻ってゆっくりと」という考え方は間違っていなかったと確信しています。
しかし、開園してみてとても大切なことを見落としていたことに気づきました。
それは「休園中も子どもたちは力強く育っていた」ということです。
どの子もとても健やかに育ってくれている、そんな子どもたちの姿を見て強く感じました。
「子どもは弱い存在じゃない」と。
今回、いつも以上に、各ご家庭でしっかりと関わってくださっていたんだなぁということを感じずにはいられません。
そして何より、ご家庭での関わりこそが、子どもたちの育ちにおける一番の基礎力になるんだなぁと、当たり前のようなことですが、私にとっては大きな発見でした。
社会(幼稚園)で培う力以前に、ご家庭での深い関りによって培われる基礎力について、改めて考えさせられました。
やはり、ご家庭の存在は子どもにとって何よりも一番重要ですね。
つまり、お父さんお母さんの存在は、何よりも大きく強いのです!
ご家庭のみでの子育ては、しんどいなぁという部分もあったかも知れません。
また、分散登園や、バスの運行がないことで、ご不便をおかけしていることも多々あるかと思います。
こういった形で開園し、6月1日には平常保育が始まります。
今年度は苦しい始まりとなりましたが、それによって得た学びを力とし、子どもたちとともに力強くスタートしたいと思います。
それには、ご家庭の支えが必要不可欠です。
ここで改めて、今年度の保育にご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
降園時、お母さんに「きょうたのしかった~♪」とお話している園児さんがいて、
いろいろと声をかけてくださる保護者さんがいて、
こういった一つひとつがとても力になります。
皆さま、本当に、ありがとうございます。
青空を見上げて、「よし、がんばるぞ!」と。
そして、暑いなぁと(笑)