園だより
2020.07.18
本山参詣
今日は本山参詣の予定でした。
いつもは、雨の場合は大講堂でお参りするのですが、年少さん・ひよこさんにとっては初めての本山参詣なので、急かずに行きたいなぁと、今回は延期することにしました。
延期を決めた途端に雨が止み、これは行けるかな~と思ったものの、園庭は水たまりだらけ。
お天気も不安定だったので、せっかくならゆっくりのんびり行きたいねぇと、やはり延期。
と決めたら日差しが…すっかりいいお天気になりました(笑)
行けるか!?
いや、今日の保育は始まっているし、急かしたり無理をしたりするのはやめましょう。
ということで、最終的に延期で決定。
いやぁ、思った通りにはならないものですね(汗)
でも実は「思った通りにならない」ということを学ぶことも、幼稚園での教育ではとても大切なことなのです。
人生は自分の思う通りにはならないもの。
いやいや、ときには思う通りになってはならない場合もあるのです。
いつもどんなときも自分の思う通りになってしまったら、私たちの心はたちまちのうちに「傲慢」で埋め尽くされてしまいます。
その心では、人やいのちに優しく接することはおろか、「ありがとう」と感謝することも、「ごめんね」と素直になることも、すっかり忘れてしまいますから。
「ありがとう」と「ごめんなさい」の心は ののさま(ほとけさま)からの贈りもの。
思う通りにならないことは、ののさまからの教え。
思う通りにならないことにさえも、「それは私のためでした」と手を合わせて感謝できる心が育ってくれたらいいなと思います。
園児も、もちろん我々職員も。