園だより
2020.09.10
遇う(9月お誕生会)
「遇いがたくして今遇うことを得たり」
私たちは「出会う」と書きますが、親鸞さまは、ほとけさまに出会われた喜びを「会う」ではなく「遇う」と表現されています。
「遇」を辞書で引くと「たまたま」「偶然に」「思いがけず出会う」「めぐりあわせ」などの意味が示されています。
つまり、親鸞さまが「会」ではなく「遇」の字を使われているのは「私の力や努力で出会ったのではなく、ほとけさまの方が私を見つけてくださった」という御心によるものなのです。
その御心をもって冒頭のお言葉を読むならば、「とても会えるはずのない存在(ほとけさま)に会うことができた」という喜びの言葉となりましょうか。
私は誕生会の際ににいつも、「遇」の響きが心に届いてきます。
園児一人ひとり、保護者さん一人ひとり、ここでこうして出会うことができました。
高田幼稚園を見つけ、選んでくださったことに感謝していますし、皆さんとともに過ごしている日々を幸せに思います。
これからも皆さんとのご縁を大切に、お一人おひとりとしっかり向き合い関わりながら歩んでいきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
「遇いがたくして今遇うことを得たり」
9月生まれのお友だち、お誕生日おめでとう!