園だより
2020.09.15
本山参詣②
年長さんは、午後から。
ののさまにお参りをし、そのまま向きを変えて親鸞さまにお参りしました。
園長から、こんな話をしました。
「今日はみんなに相談があるんだけれど。
先生の子がね、みんなと同じ年長さんなんだ。
最近、先生に向かってバカだのアホだのお前だのと良くない言葉を使うのね。
先生、子どもに何て言ったらそれが直ると思う?」
年長さんたち、
「その子に、優しい言葉を使ってねって言ったら?」
「お菓子をあげれば?」
「大好きなおもちゃをあげる!」
など、ステキなアイデアをたくさん提案してくれました。
中でも特にびっくりしたのは、
「先生が優しい言葉をかけたらいいんじゃない?」との提案があったことです。
その言葉に感動し、またギクッともしました。
相手に求める前に、あなた自身は相手に対してどうなの?
そう問われたような気がしたからです。
いやぁ~実は、年長さんになると心の成長とともにお友だちとぶつかることも多くなるんですね。
園ではぶつかることをNGとするのではなく、ぶつかることから「相手の気持ちを想像する」など多くのことを学んでほしいと思っています。
そういう思惑もあって、子どもたちにこの話をしたのですが。
教えられたのは、問われたのは、私の方でしたね。
相手に求める前に、あなた自身は相手に対してどうなの?
幼稚園、保育者、教育者、宗教家等々…である前に、一人の人間として、いつもこの問いを持ち続ける私でありたいです。
やはり、子どもたちは菩薩さまなんだなぁと確信した園長なのでした。