園だより
2020.11.19
お母さん、ありがとう
うちの母はとても厳しい人だった。
ふと思い出したんですね。
小4夏休みのラジオ体操、私としては珍しく二度寝をしてしまい、起きた頃にはもう間に合わない!という時間になっていて。
プライドがそこそこ高い私は、お友だちに「ちーこくち~こ~く♪」とからかわれるのは絶対に嫌だったし、何より「遅刻」という事実を受け入れることができなかった。
ので、
「今日はラジオ体操休む~」と言ったら…雷がゴゴゴォ~ン!と、落ちました(汗)
なに言ってるのぉ!行きなさい!今すぐに!
その後、「母上様、行ったらもうすでに終わっていました」を狙い牛歩戦術を目論むも、ベランダから仁王様が「何モタモタやっているの!早く行きなさい!」と(怖)
あのときのかーちゃん怖かった(涙)
行ってみると、お友だちが「おはよ~」なんて明るく挨拶してくれたりして、いつも通りなんですね。
そして体操を少ししてお友だちと遊んで…としているうちに、不安も心配も全部どこかへ吹き飛んでいってしまいました。
そう言えば、小学校に行くのが嫌で嫌で、翌日風邪をひくようにと夜中にお腹出して寝たのに目覚めたらいつも以上に元気だったりして、最後の手段で「おぇ~!おぇ~!」と嘔吐する大芝居を打ってみたものの、動じませんよ~という不動の表情で「学校に遅れるよ。早く朝ごはん食べないさい」と言われたこともありました(笑)
引っ越しをした先の保育園で「都会もんは上り棒もできない」と言われ、「悔しい!悔しい!」と怒りに怒っていた母。
その姿を見て、上り棒も鉄棒もかけっこもがんばったものです。
お母さんに嫌な思いをさせるのは絶対に許せないって思って。
お母さん。
そのときはただただ怖い~って思っていましたが、今思えば、毎日必死で僕を育ててくれたんですね。
おかげさまで、今日もこうしてここに立っていますよ。
立派かどうかは分かりませんが(笑)
子どもたちを見ながら昔のことをいろいろと思い出してしまうのは、11月の陽の光がノスタルジックだからなのかも知れないですね。
ちなみに、母は元気です(笑)