園だより
2020.12.08
想像してごらん
園長の髪が肩まで伸びて
君と同じになったら…
ときどき「どれくらい伸ばすつもり?」と聞いていただくのですが、髪が長かった頃のジョンレノンくらいにしたいなぁと思っています。
私が髪を伸ばすと、ジョンレノンよりもオノヨーコさん風になりそうですが。
今日は、ジョンレノンが亡くなってから40年の命日になるそうです。
本人は亡くなっても、「Imagine」という曲は今でも、想像してごらん…と世界がひとつになることの素晴らしさ、大切さを真っすぐに伝え続けてくれています。
最近では子どもだけでなく大人も大好き!な「鬼滅の刃」ですが、味方にも敵にもそこに至る背景が必ずあるんだということが、ストーリーの重要な部分になっています。
皆さんは物語を知っていますか?
正義は正しい、悪は間違い、のような机上の善悪二元論的なものではなく、様々な出会いや環境に影響・翻弄されながら生きている人間に対し、良い悪いだけではない視点で語られるところが面白いなぁと思います。
実際のところ、私たちの人生って、そうですよね。
この視点は、今の世の中に欠けているもので、でも本来我々人間が求めている視点でもあるのかなぁと思うのです。
ひょっとしたら、そういった時代の声とのマッチングみたいなものが大人気の理由の一つかも知れないなぁなんて思ってみたり。
アートって、そういう役割もあるんですよね。
ジョンレノン没後40年、今、改めて、「背景を想像する」ことの大切さを確認したいですね。
誰かを批判したくなったとき、攻撃したくなったとき、憎しみをもったとき、ちょっとだけ立ち止まって、その人の、その物事の背景を想像してみたら、気持ちや考えが変わるかも知れません。
そもそも、自分自身の人生の背景を想像してみたら…私がここにいるのは、私一人の力でないことに気づくことができそうです。
いろいろな人や命に支えてもらって初めてここに在ることができる…「おかげさま」のかたまりである自分の姿に気づくことができたら。
想像してごらんよ
みんなで世界を分かち合っている現実を
でも、ごめんなさい、ジョン!
ビートルズ時代の曲の方が好みなの!