園だより
2021.05.05
こどもの日
皆さん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。
楽しい!
充実しています!
でも、ちょっとヘトヘトかも…
いろいろな声が聞こえてきそうです(笑)
明日は久しぶりの幼稚園。
特に新入園児 保護者の皆さんは「泣かずに行ってくれるかなぁ」と心配になられているかも知れませんが、大丈夫です!
確かに、朝は涙の出る場面もあるかも知れませんが、子どもたちは強い強い。
4月の様子を見ていたら、もう何も心配ありません。
今日あたりから「いきたくないよ~」という言葉も出るかも知れませんが、保護者の皆さんが不安になってしまったら当然子どもも不安になります。
ぜひ「だいじょうぶ!元気よくいっといで!いつも見守ってるからね!」と背中を押してもらえればと思います。
よろしくお願いいたします。
さて、幼稚園では子どもたちの姿を見て「よしよし、しっかり成長してくれているね!」と、子どもたちとの時間を楽しんでいる私(園長)ですが、我が家では…子どもを怒ってばかりです(笑)
(笑)って、子どもからしてみればまったく笑えない話でしょうけれども…最近では私が口を開くと、先に「はいはい、わかってるから!」と言われる始末(汗)
このゴールデンウィーク中、いったい何回怒ったのだろう…怒るのが癖みたいになってしまって、自分でも危機感を持ってしまったくらいです(汗)
なんで、こんなに怒るんだろう。
心配だから?
立派な大人になってほしいから?
それとも、癖?
いろいろと理由を考えてみましたが、ひとつだけ確かなことが言えるのだとしたら、まだ来ぬこれからのこと、先のことを考えすぎて、そのために怒っていることが圧倒的に多いということです。
後で取り返しのつかないことにならないように…という気持ちが強すぎて、肝心の「今」が抜けているような…今、とても反省しています。
まだこぼしていないのに、こぼさないように、こぼさないようにと言われていたのでは、ラーメンもおいしくないということですよね。
大人になってからのことを言われても、子どもたちがそれをイメージできるわけもないので、何を言われているのか…とにかく怒られている印象しかありませんよね。
もちろん、子どもの未来を考えることは大切なんですが、明日のために今日怒っているのだとしたら、明日は明後日のために怒るわけで、それがずっと続くならば、私はいったいいつ、子どもの「今」を見るのだろう…と。
ふと我が子の寝姿を見ながら、あぁ、あんなに小さかったのにいつの間にかもうこんなに大きくなって…私はいったい、この子たちにどれだけのことができたのだろう…と戻らない時間を思ったりします。
人生の中で、子どもでいる時間ってほんの少しだなぁと思ったりして。
そのわずかな時間の子育てがとにかくしんどいわけなのですが。
何がしんどいって、見通しが持てないというか、旅行の往路と復路のようなもので、帰りは「もう着いちゃった。疲れたけど楽しかったね!」と思っても、往路はなんだか遠く感じるというのと同じような。
着いてみれば楽しい旅路なのですが、着くまでがとにかく長く感じたり。
でも、その旅路を楽しむのか(アクシデントも含めて)、ただの移動と思うのかでも、印象は全然違うのかも知れませんね。
とにかく、子どもが大きくなるのは、あっという間ですね。
あんなに甘えてくれた我が子も、いつの間にか私の手を離れる時が来るのでしょう。
そう思えば、ほんのちょっと生意気言うくらい、言うこときかないくらい、約束を守らないことくらい、なんの問題もないように思えます。
それよりも、我が子の感じている喜びやその他いろいろな感情、小さな成長の一つひとつにもっと目を向けて、受け止めて、受け入れて、我が子と一緒に味わえる親でありたい。
そうありたいが、私にとってはそれが、容易なことではないのです…ほんと、困ったオヤジですよー。
今日はこどもの日。
今日くらい、怒らないでおこう。
多分。
せめて、指示ばかりしていないで、こどもたちの話くらい、もっとちゃんと聞こう。