園だより
2021.10.07
おかげさまで
高田本山で月に一度、朝勤行後のお説教を担当させていただくのですが、朝7時頃にお御堂の後ろにある控室へ行くと、夏なら冷房、冬なら暖房がついていて、机の上にはペットボトルのお茶が置いてあるんですね。
快適なお部屋で衣も心も整えて…そして時間になったらお説教に出て行くんです。
どなたか分からないのですが、見えないところで、私のために、私のことを気遣って動いてくださる方がいるんだなぁと、そう思います。
思えば、毎日何気なく生きている私なのですが、こうして生活していられるということ自体、見えないところで見えない誰かが支えてくださっているんだなぁと。
そのことに気づいたり、思いを寄せたりしないまま、批判や愚痴ばかりの生活をしてしまっているなぁと…反省します。
反省するのですが、またすぐに忘れる私だったりします。
こんなことを書くのは、今朝何気なく見た子どもの姿があるからです。
誰も見ていないところで、一生懸命に小さい子のお世話をするお姉さん。
誰も見ていない?
いえいえ、ののさま親鸞さまは、ちゃ~んと見てくれていますよ。
もちろん、先生たちも。
おかげさまで。
大切なことを思い出させてくれて、ありがとう。
でもさ、先生すぐに忘れちゃうから、また教えてね、子どもたち。