園だより
2022.01.08
本山参詣(報恩講)
明日から始まる高田本山 報恩講を前に、本山参詣へ。
いつも私たちのそばにいてくださっている親鸞さまへ「ありがとう」の気持ちを込めて手を合わせ、「なもあみだぶつ」とお参りをしました。
親鸞さまがいらっしゃる御影堂(みえいどう)に入ると、大きな額に「見真」(けんしん)と書かれています。
「まことを見る」、つまり、御影堂は「自分自身の本当の姿と出会わせていただく場」であるということです。
いつも「自分の思う通りになってほしい」と思い、生活している自分勝手な私…親鸞さまが私たちに示されている世界は、まずそういう自分と出会わせていただくことがスタートとなるのです。
そして「なもあみだぶつ」とは、絶望ではなく希望。
いつでもどこでもどんなときでも、何歳からでも、私たちの人生はそこからスタートするのです。
【報恩講 説明】
1月9日(日)より、高田本山にて報恩講(ほうおんこう)が始まります。
親鸞(しんらん)さまの、ご命日の法事です。
約760年前の11月28日、89歳(数え年で90歳)でお亡くなりになりました。
この日は今の暦では1月16日にあたるそうです。
ご命日までにお勤(つと)め(お経などを読むこと)し、七晩を越すことから「お七夜(しちや)」とも呼ばれています。
「報恩」⇒恩を返すのではなく、恩に報いる人生を歩むこと⇒自分が、自分以外のいのちによって生かされているということを知る⇒「ありがとう」「ごめんなさい」「おかげさまで」「お世話になります」⇒与えられた一日一日を、大切に生きる
生きるということは、意味があるから、意味がないから、ではないということですね。
私の思いを超えて、私に届いている、与えられているいのちを、「ありがとう」「ごめんなさい」「おかげさまで」「お世話になります」とただただ生かせていただく、ということですね。
「講」⇒つどい
です。
あみだ様(ののさま)、親鸞さまに見守られる中、毎日楽しく、そして強く、過ごしている子どもたち(ほとけの子)です。
ののさま、親鸞さま、今年もよろしくお願いいたします。