園だより
2022.02.08
CBC情報番組の取材について
保護者の皆さまにはお伝えしたように、昨日2/7(月)CBCの情報番組より取材を受けました。
今朝から「先生、観たよ~」とお声をかけていただき、ご覧になられた方ありがとうございました。
ネットニュースでまだ観ることができるようですので、宜しければぜひご覧ください。
さて、今回話題に上がったのはマスクの件です。
皆さんご存じの通り報道は編集の上放映されていますので、20分くらいお話ししても実際に使われるのは1分程度。
さらに、断片的な言葉をパズルのように組み合わせてストーリーを作っていくので、本来の思いとは違う形で伝わってしまうこともあります。
ということで、昨日の報道に少し書き加えてみたいと思います。
コロナウイルスの話題が持ち上がったのが2年ほど前でしたね。
そのときから園が一貫して大切にしていることが、二つあります。
ひとつは「コロナウイルスに関するどのような考え方も否定されないこと」
これはコロナウイルスに限らず、ですね。
子育てであったり、教育であったり、どんなことにも共通する部分なのかなと思います。
10人いたら、10通りの考え方や思い、背景、生活、環境、文化…等があります。
もちろん園としての方向性は示しますが、だからと言ってそれぞれの考え方が否定されるものであってはならない。
不安な人の気持ちも、そうでない人の気持ちも、両方が尊重されなければならない。
世間で議論されるように「子どものマスク着用に賛成なのか、反対なのか」ではなく、情報に流されず、情報収集の上で「園としてどう考えるのか」が大切であり、それを大切にするならば、保護者の皆さんそれぞれの考えも同じように大切にされなければならない…そう考えてきました。
もうひとつは「どうすれば感染しないのか」だけでなく「感染したらどのようにケアされるべきなのか」
これは園だよりにも書きましたが、感染は例えそれがどのような理由であれ「誰が悪い」「誰の責任」ではありません。
誰かを責めても、誰も幸せにはならない。
当園では、園児・保護者・職員、そして地域が守られ、かつ感染された方が正当にケアされ守られることを一番に考えてきました。
もちろん「休園になることで仕事に行けない 等」という事態も発生しますし、感染された方がそのことに対し「申し訳ない」と思われる気持ちは理解しているつもりです。
ですので、感染・休園に関しては、園の責任のもとでしっかりと対応・説明していきます。
最後に、園の感染対策としは「換気」「手洗い・うがい」「職員のマスク着用」「職員以外の大人と子どもの接触を極力無くす」「大人の密集を避ける」等を中心に行っています。
私たち高田幼稚園は、コロナウイルス対策を通して、今まで以上に「子どもを想うこと」「保護者を想うこと」「仲間と助け合うこと」「多様性への理解」「様々な考え方や生き方を否定せず、心を開いていくこと」等の大切さを知る機会と出会うことができたように思います。
いつ終息するのか見当もつきませんが、みんなで力を合わせて歩んでいく、自分たちで考える、ただただそのことを大切に、これからも楽しい園生活を営んでいきたいと思っています。