園だより
2022.04.18
今週がスタートしました!
(写真は先週のひよこ組さんの様子です☆)
4月の4週目が始まりました♪
皆さま、今週もよろしくお願いいたします!
4月、週明け、雨…とくれば、子どもたちに「幼稚園いきたくなーぃ」と思わせる要素としてはベストな組み合わせとも言えますね(笑)
かく言う私(園長)、「年長の7月まで園が嫌で泣いていた」記録保持者ですので、もし私が園児だったら、今朝は確実に「いきたくない~」と大泣きしていたことでしょう。
(私、他にも「偏食王」の称号も持っていますが、それはまた別の機会に)
時が経ち、我が子も私と同じだったので、親の気持ちとしては元気そうに登園している子を見てると「我が子はいつ慣れるのか、私の子育てに何か問題があるのか…」と思わず悩んでしまいましたが、それからまた時が経ち、今の私はすっかり自分のことも我が子のことも忘れて、保護者の皆さんには「まぁ、ゆっくりいきましょう」と言いたいのです。
それは、専門家の顔で「ゆっくりいく方が良いのです」と言いたいところですが、そんな立派な根拠は持ち合わせがなく、どちらかと言うと「それしか方法がないもんねぇ~」という諦めなのです。
私は「今のところはいったん諦める」「いったん横に置く」ということを、大切にしたいと思っています。
何を諦め、何を横に置いておくのか。
それは「期待」です。
「親の期待」「先生の期待」「世間の期待」…つまり、子どもに対する期待のことです。
「期待しない」と言葉に出すと、ちょっと寂しい気もしてしまいますね。
親や先生としての責任を放棄してしまうような気持ちにもなりますし。
「期待しているよ」と言われると、嬉しいですものね。
(ただそれは、結果が出せないと焦りに変わるのですが)
でも、しかし、です。
期待は、する側もされる側も、とても苦しいものです。
結果が出ないと、焦りが出てきます。
結果が出せても、さらに大きな結果を求め求められて終わりがありません。
特に今の時代は「スピード命」みたいなところがありますから、本来は時間をかけた方が良いと思われることも、短期間での結果を求められることが多いです。
私は、3月の卒園式で子どもたちに「戦争をする人たちは、幼稚園での大切な思い出を忘れてしまった人たちだよ。みんなは忘れないで。そうすれば平和な世界になるよ」と伝えました。
何が言いたいかというと、人生の基礎はこの乳幼児期に育まれるということです。
もっと言えば、この時期にしか育めないことがたくさんあるのです。
私は「期待してはいけない」と言いたいのではなく、またそれ(期待の善し悪し)は、私には分かりません。
ただ、乳幼児期は、そういう「本来のいのちの育みに必要ではないと思われること」からいったん解放されて(して)、ゆっくりじっくりいきましょう、と。
そう言いたいのです。
そうすることで見えてくること、感じる幸せが、確かにあると思います。
さぁ、今週もゆっくりじっくりと歩みましょう。
笑っている顔も、怒っている顔も、そして泣いている顔も、ゆっくりじっくり見守りながら、「一度しかない今日」を大切に過ごしたいと思います。